公益社団法人 日本麻酔科学会中国・四国支部第56回学術集会
会期
2019年9月7日(土)
会場
くにびきメッセ
会長
齊藤 洋司(島根大学医学部附属病院)
会期
2019年9月7日(土)
会場
くにびきメッセ
会長
齊藤 洋司(島根大学医学部附属病院)
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会長挨拶

会長 : 齊藤 洋司
(島根大学医学部附属病院)

2019年度 日本麻酔科学会中国四国支部学術集会の会長を務めさせていただきます島根大学医学部麻酔科学の齊藤洋司です。2019年度 日本麻酔科学会中国四国支部学術集会の開催にあたりましてご挨拶を申し上げます。

今回の学術集会は「発信する麻酔科学」をメインテーマとして、2019年9月7日(土曜日)、松江市の「くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)」にて開催いたします。麻酔科学は、手術における麻酔全身管理を基盤に集中治療医学、救急医学、ペインクリニック・緩和医療学へとその活躍の場を広げてきました。いずれの領域においても「全身管理」というキーワードがその根幹にあります。医療の専門分化が進む中、麻酔科医は、循環を、呼吸を、内分泌代謝を、あらゆる領域を統合し俯瞰的に全身管理を担うという特別な専門性を有しています。麻酔科医の活躍の場は手術室を超え、麻酔科医の全身管理力をさまざまな医療現場で発揮することへの期待は高まるばかりです。

一方、Monitored Anesthesia Care, Intensive Care, Emergency Care,Palliative Careに示されるように、麻酔科医の担う全身管理の特徴は、生体機能の全身管理のみならず、ケアという視点、Whole Person Careとも言える視点での全身管理にあります。ケアを支えるのはコミュニケーションとチームワークです。すべての麻酔科領域でコミュニケーション力とチームワーク力を発揮し全身管理のマネージャ―としての活躍、そして私達が培ってきた力を安全、安心な医療の確立のために発信していくことが麻酔科医に求められている、その思いから「発信する麻酔科学」というテーマとしました。

中国四国支部内外からたくさんの会員をお迎えして、実り多き学術集会となりますよう準備を進めております。何卒、ご支援、ご協力のほどよろしくお 願い申し上げます。